ミネラルウォーターには、その名のが示す通りミネラル成分が含まれていますが、そのバランスと含有量によって味や硬度に違いが生まれます。
ミネラルウォーターの特徴である成分を比較することは大切
飲料水の区分
国内で市販されている飲料水は、農林水産省のガイドラインに従い、ナチュラルウォーター、ナチュラルミネラルウォーター、ミネラルウォーター、ボトルドウォーターの4種類の品名に分けることができます。
一般的にミネラルウォーターと呼ばれるものは、ほとんどがナチュラルミネラルウォーターという品名で、ミネラルウォーターという品名で販売されているものは、ナチュラルミネラルウォーターを原水として成分を調整したものです。
ミネラルのバランスと含有量で味が決まる
一般的な呼称のミネラルウォーターに含まれるミネラル成分は、カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウムの4種がほとんどを占めています。
味や硬度はこれら4種のミネラルのバランスと含有量で決まります。
そこで、国内で市販されているミネラルウォーターのうち、これら4種のミネラルをもっとも多く含んでいるブランドを選んでみよう挙げてみましょう。
各ミネラルをもっとも多く含むブランド
カリウムには心臓や脳の神経組織を正常に収縮活動させる働きがありますが、ヴィッチーカタランには100ml当たり5.07mgも含まれており、断トツの含有量です。
体内の水分調整、筋肉・神経の働きを正常化するナトリウムに関しても、ヴィッチーカタランがもっとも多く含んでおり、100ml当たり109.7mgという含有量で、味も少々塩気が感じられます。
歯や骨を作るカルシウムがもっとも含まれているのは、女優やモデルが愛飲していることでも知られるクールマイヨールで、100ml当たり53mgの含有量です。
マグネシウムは血圧や血糖値を下げる効果のあることで知られていますが、こちらは日本でも人気のあるゲロルシュタイナーというドイツ生まれの水がトップで、100ml当たり10.8mgも含んでいます。
他にも亜鉛や鉄、バナジウムなどを多く含むミネラルウォーターも販売されているので、成分を比較してサプリメント的な感覚で摂取するというスタイルも広がっています。
しかし日本人には、マグネシウムやカルシウムを多く含む硬水は、内臓に負担をかけるためあまりおすすめしていません。
できれば硬度は100までの軟水の中で選ばれる事をおすすめします。