胆石の痛さって言葉にできないですよね?あんな激痛はもう二度と体験したくない…。そんな思い出、ウォーターサーバーを購入している人も多いのではないですか?
そこでどうして胆石ができたのか?原因にとされる水道水と胆石の関係について紹介します。
- 水道水を飲めば胆石になりやすいのか気になる人
- 胆石を予防したいと考えている人
- 胆石になってしまって再発防止の方法を探している人
水道水を飲むと胆石患者が増えるって本当!?
水道水が胆石の原因であるという都市伝説
水道水を飲み過ぎると胆石ができるといううわさがあります。
「水道水に含まれるカルキが結石につながる」とか、水道水が硬水の地域では、「水の中にカルシウムが多く含まれるので摂り過ぎると胆石や腎結石になる」といった話がまことしやかに囁かれています。
これらはまったく根拠のない話です。
カルキは塩素化合物であり、胆石などの結石の成分とは無関係です。
また、胆石の成分の一つにカルシウムを挙げることもできますが、硬水を飲み続けたとしても胆石ができることは考えにくいのです。
胆石の原因はコレステロール
胆石は、胆汁が胆管の中で固まることで生じます。その原因は第一にコレステロールです。
コレステロールは体液では溶けにくく固まることが多いのです。
しかし、健康な人ならば、十分な栄養を摂取していれば、胆汁酸とレシチンがコレステロールを含む胆汁の凝固を防ぐ作用を持ちます。
ただし、胆汁内のコレステロール値が急上昇した場合、胆汁酸とレシチンのバランスが崩れ、胆汁が凝固し固体の状態で胆嚢内に溜まるのです。
もともと日本では穀物、大豆類、野菜が主食であったため、胆石を持つ人はごく少数でした。
ところが、第二次世界大戦以降、食生活が欧米化し、脂肪分を多く含む肉が主食となりました。
それが、胆石の人が増えた最大の原因です。他の原因として考えられるのは、疲労やアルコールの過剰摂取であり、水道水とは何の関係もありません。
硬水でも安心
欧米の水道水など、カルシウムを多く含む硬水を大量に飲み続けると、カルシウムが凝固し胆石になるとも言われていますが、たとえ毎日1.5リットル飲み続けたとしても過剰摂取とはなりません。
むしろ、カルシウムの不足は腎結石につながるので、体質に合うならば積極的に飲んだ方がよいでしょう。
まとめ
今回は、「水道水を飲むと胆石ができるのは都市伝説!?本当の原因を調べてみました」について紹介しました。水道水を飲めば胆石になるという決定的な証拠はありません。でも、水道水の汚いエリアは、胆石の人が多いってのも関係しているように感じます。
以前、給湯器の会社の方が、水道水の汚いエリアはよく壊れるといったのを聞いたことがあるからです。直接的な因果関係がなくても、関連性は否定できないのではないでしょうか?
健康は、人任せにしてもいいですが、全て自分に返ってきます。
できれば水道水を直接飲むよりも、浄水器やウォーターサーバーなど利用するようにしましょう。