天然水ウォーターサーバーのメーカーが取り扱う水は、大きく分けると天然水、RO水(ピュアウォーター)、デザインウォーターの3種類です。また、水の硬度による分類もあります。
ミネラルウォーターには、天然水とそれ以外の水も含まれるって本当!?
地下水が原水の天然水
天然水とは、スーパーやコンビニでも販売されているミネラルウォーターのことです。
地下水を原料とするもので、地層から溶け出したミネラルを含むことが特徴です。
化学的な処理や塩素による殺菌は行っておらず、ろ過と加熱で処理されています。
大自然に天然のままの状態で存在する水というイメージから、天然水と呼ばれています。
純水に近いRO水と後からミネラルを加えたデザインウォーター
RO水とはピュアウォーターとも呼ばれますが、RO膜という逆浸透フィルターによって、通常のろ過では除去できない塩類やウイルス、ミネラルなどの物質が取り除かれた水のことです。
純水に極めて近い水と考えるとよいでしょう。一方、デザインウォーターは、このRO水に人工的な方法でミネラルを追加した水のことです。
RO水は安全性は高いのですが、ミネラル分まで除去されているので、うま味の点では天然水に劣ります。
そのため、そのデメリットを補うために後からうま味成分でもあるミネラルを追加しているのです。
硬度による分類
また、水は、上記の分類に加え、硬度によって軟水と硬水に分けることができます。
ヨーロッパで産出される水には硬水の方が多く、日本で産出される水は軟水が多いのが特徴です。硬水の方がミネラルの含有量が多いのですが、まろやかな口当たりの軟水に慣れた日本人には、飲みにくいと感じられる場合もあるようです。
また、マグネシウムとカルシウムが多いということで、便秘解消やデトックスに効果があるとされている硬水ですが、一度に大量に飲むと腹痛を起こすなどの危険があります。
それに対する軟水は、ミネラルの含有量が少ないので腹痛の危険性も低く、口当たりもまろやかで飲みやすく、赤ちゃんのミルクを作る時にも安心して使えます。
そのため、日本の天然水ウォーターサーバーのメーカーでは、軟水の方が取り扱いが圧倒的に多いようです。